世界のごはん

冬のインド・スパイス料理

スパイスの香りをごはんにまとわせてふわりと炊き込んだビリヤニと北インドのスパイス料理

冬のインド・スパイス料理レッスンについて

四季がはっきりとしている北インドの料理は、ギー(精製したバター)やクリームなど乳製品のリッチな味わいとシナモン、カルダモン、クローブなどのホールスパイスやクミン、コリアンダーなど比較的馴染みのあるスパイス使いをします。

今回ビリヤニという料理を掘り下げてみて、そのおいしさに目覚めました。色々な要素を混ぜ合わせながら食べることが多いインドの中で、ビリヤニは珍しく一皿でも完結する料理です。スパイスの香りをまとった空気を口に放り込んでいるかのような軽さが魅力です。

一皿でも完結しますが、そこに副菜やヨーグルトを添えてお米と混ぜながら食べるとさらにおいしく全体にまとまりが出ます。

RECIPES レシピ

 

チキンビリヤニ:グレービーという濃いめのチキンカレーとパラパラのインドのお米、バスマティライスとフレッシュパクチーとミントを層に重ねて炊き上げたインドの炊き込みごはん。スパイスの香りをまとったふわふわのライスは無限に食べられそうな軽さ。グレービーを先に作っておけば、炊き込みごはんよりも簡単にできます!

チャナダルのトマトバターカレーバターを使った北インドテイストのひよこ豆のスープカレー。トマトベースのさらっとした味わいにコクを感じる冬らしいカレー

マサラオムレット:東インドのコルカタの屋台で出会った卵料理。パンに挟んだオムレツサンドをチャイと一緒に朝食に食べた旅の思い出の味

紫キャベツと柚子のカチュンバル:インドではサラダのような位置付けのカチュンバル。柚子を丸ごと使って、日本の冬の香りを加えます

里芋のスパイスレモンマリネ:ほっくり蒸した里芋をスパイスでマリネしたフレッシュな味わいの和えもの。ビリヤニや副菜と混ぜて食感と味の変化を楽しんでください

砂漠のチャイ:北インドの砂漠の街のホテルの朝食で飲んだブラックペッパーとジンジャーのシンプルなチャイ。喉がすっとして、冬の朝にじんわりと体が温まります